聖書が語る「天の国」の本当の意味①

聖書・哲学・意識研究から読み解く
「天国」の再発見
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神の国
聖書解釈
ヨハネの黙示録
新しい天と新しい地
キリスト教哲学
意識と宗教
イエスの教え
聖書の象徴
天国の秘密
神の国の謎
創世記と黙示録
導入

もしあなたに、
「天国とは何ですか?」
と尋ねたら、どのように答えるだろうか。
多くの人は、
死後に行く場所、
雲の上にある世界、
あるいは永遠の安息の地を思い浮かべるかもしれない。
しかし興味深いことに、
キリスト教の教会でさえ、
天国について完全に一致した説明をしているわけではない。
ある牧師は
「死後に行く場所」
だと言う。
ある牧師は
「神の支配そのもの」
だと言う。
また別の人は
「すでに人間の内側に存在している」
と語る。
なぜこれほど説明が異なるのだろうか。
もし天国が実在するなら、
その定義もある程度一致していてもよさそうだ。
この疑問から、
私たちの探究を始めてみたい。
「天国」という言葉の意味

日本語で「天国」は、
文字通り
「天の国」
を意味する。
聖書でも、
しばしば
「神の国」
「天の国」
という表現が使われる。
すると自然に次の疑問が生まれる。
その国はどこにあるのだろうか。
空の上なのか。
宇宙のどこかなのか。
それとも別の意味があるのか。
イエスの意外な言葉

ルカ福音書17章21節で、
イエスは次のように語っている。
「神の国はあなたがたのただ中にある。」
もし天国が死後に行く場所だけを意味するなら、
なぜイエスは
「あなたがたの中にある」
と言ったのだろうか。
ここに、
聖書理解の大きな鍵が隠されている。

聖書は「天国の秘密」を語る

多くの人は、
聖書が天国について明確に説明していると思っている。
しかしイエスはこう言う。
「あなたがたには天の国の奥義を知ることが許されている。」
(マタイ13:11)
ここで使われている言葉は
「奥義」
つまり
「隠された意味」
である。
さらに詩篇78篇では、
創世の時から隠されていたことが
たとえによって語られると記されている。
つまり聖書は、
表面的な文字だけでは理解できない構造を持っているのである。
なぜ天国は「からし種」なのか

イエスは天国を説明する際、
非常に不思議なたとえを用いた。
「天の国はからし種のようなものである。」
(マタイ13:31)
天国が場所なら、
なぜ種なのだろうか。
黄金の都でもなく、
死後の世界でもなく、
なぜ小さな種なのか。
イエスは続ける。
種は成長し、
やがて大きな木となり、
空の鳥たちがその枝に宿る。
そしてイエスは、
これを「天の国」と呼んだ。
次回予告

では、
この「からし種」とは何なのだろうか。
なぜ種は木になるのか。
そして、
なぜ鳥たちはその木に集まるのか。
次回、
イエスが語った「からし種のたとえ」を通して、
天国の秘密をさらに深く探究していく。